蔡英文・総統は、今年が戒厳令解除から30年になることについて、過去を見つめてこそ未来を切り開くことができると語った。
1987年7月15日に台湾での戒厳令が解除されてから、今年で30周年に当たる。与党・民進党は14日から、台湾の人たちに民主化の発展の歴史を知ってもらおうと、台中市の台中文化創意園区で展示会と音楽界を合わせた記念活動を開催する。
民進党主席を兼務する蔡・総統は12日、この記念活動に関する記者会見の席上、次のように語った。
蔡総統は、「1987年7月15日に、台湾人民は38年の長きに及んだ戒厳令を終結させ、長く期待していた戒厳令解除を迎えた。戒厳令解除30周年を記念する意義は、この国家がかつて犯した過ちを反省し、そして、ようやく獲得した民主を守ることにある。過去を見つめてこそ未来を作り出すことができる」と語った。
蔡・総統は、「現在の台湾では街頭に出て政治を語り、政府を批判する文章を書き、エスニック・グループの言語を提唱することができる。しかし、過去にはそうしたことはいずれも認められなかった。こうした過去は、私はたちに、台湾の今日の自由と民主は、決して当然のものではなく、また統治者からの恩恵でもなく、すべてが台湾人民の奮闘・努力によって得られたものであり、より一層大切にすべきものであることを教えている」と述べた。