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大陸が入学基準緩和、陸委会はリスク喚起

  • 05 July, 2017
  • Editor
大陸が入学基準緩和、陸委会はリスク喚起
大学入試が終わった

行政院大陸委員会は、中国大陸が台湾学生が中国大陸の大学に入学する場合の選抜基準を引き下げたことについて、リスクに注意するよう呼びかけている。

中国大陸はこのほど、台湾の学生が台湾での大学統一入試の成績によって中国大陸の普通大学への入学を申請する場合、選抜のハードルを引き下げると発表した。これについて大陸委員会は、台湾の学校は中国大陸の学校に比べて自由な雰囲気があり、台湾の学生が中国大陸に行く場合、政治・社会・生活環境などの違いによるリスクに注意すべきだと呼びかけた。

台湾の大学統一入試である指定科目試験が3日に終わったのを受けて、中国大陸の教育部は4日、台湾の高校卒業生がこの試験の成績によって中国大陸の大学への入学を求める場合、ハードルを引き下げることを発表した。これにより、台湾での大学統一入試の成績が5段階のうち真ん中の段階にあれば、直接、中国大陸の大学に入学を申請できるようになった。

これまでは、台湾企業子弟学校の高校卒業生にだけ、5段階のうち真ん中の段階の成績で、中国大陸への大学への進学を申請することを認めており、一般の台湾の高校の卒業生に対しては、5段階のうちトップの段階か2番目の段階の成績を求めていた。

これに対して、大陸委員会は、「台湾の高等教育は教師の質が優れており、自由な気風があるため、中国大陸の高等教育に比べて相当に優れている」と強調すると共に、「台湾の若者は自由で民主的な環境の中で成長しており、自分自身の自主的な判断能力があり、独立した思考ができる」と指摘した。

また、「中国大陸は、台湾の市民が中国大陸で就学する際に優遇措置を提供しているが、これは全体的な対台湾政策の一環だ。政治、制度、法令、社会発展、生活環境などの面で違いがあり、学生は中国大陸に行って就学するかどうかを決める際、こうした要因によってもたらされるリスクも考慮すべきだ」と語った。

また、教育部高等教育司の朱俊彰副司長は5日、「中国大陸は台湾の学生を誘致するため、成績のハードルを引き下げたが、多くの国では海外から優秀な学生を誘致するために優遇を提供しており、中国大陸のようなやり方をするとこは珍しい」と指摘した。

朱副司長は、「台湾の学生を台湾に引き留めるため、、教育部では教育環境の強化計画を進めている。また、来年には、教師の教育におけるイノベーションを奨励すると共に、一部の一流大学の研究能力を引き上げ、台湾の大学の競争力を強化する」と述べた。

さらに、中国大陸での進学を希望する学生に対しては、「中国大陸には2000以上の高等教育機関があるが、教育部が学歴として承認しているのはそのうち大学150校と専科学校190校だけで、中国大陸に行く台湾の学生はこの点に注意する必要がある。学歴が承認されていない大学で学んだ場合、台湾に戻ったときに学歴として認められない」と強調した。

中国大陸で対台湾事務を管轄する国務院台湾事務弁公室の張志軍主任は6月、中国大陸としては台湾の青年に関する事業を非常に重視しており、今後、台湾青年に対してより多くの優遇措置を打ち出す」と表明している。

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