外交部が、台湾において自動車で死亡事故を起こし、イギリスに逃亡したイギリス人の身柄引渡しに期待している。
イギリス籍のザイン・ディーン氏は2010年に台北市内で自動車を運転していた際、新聞配達をはねて死亡させた。その後、懲役4年の刑が宣告された後で、2012年に逃亡、イギリスに逃げ帰った。
スコットランドの高等裁判所は昨年、この男性を台湾に引き渡して服役はさせないという決定をしていたが、イギリスの最高裁判所は28日、この決定を取り消し、スコットランド高等裁判所に差し戻すと宣言した。
この男性の引渡しを求めてきた外交部はイギリスの最高裁判所の決定に歓迎を示した。に次のように述べた。
外交部の王珮玲・報道官は29日、「我々はこの男性が台湾に引き渡され、刑に服することを期待する。そうなってこそ司法の正義が示され、また、台湾とイギリス間の積極的かつ前向きな司法共助が実現する」と話した。
スコットランド高等裁判所による今後の審理について関係者は、イギリス最高裁判所の決定を参考にするだろうことから、台湾の望む形になる公算が大きいとしている。
台湾とイギリスは2013年10月にこの件について覚書を交わし、スコットランド地方裁判所は2014年6月に台湾への引き渡しを決定、同年8月にはスコットランドの法務大臣が引渡しを批准した。しかし、この男性の控訴によって、スコットランドの高等裁判所は昨年9月23日に、台湾の身柄引き渡し要求を却下、台湾はイギリス最高裁判所に上告していた。