中華民国政府が、東南アジア、南アジア、ニュージーランド、オーストラリアの18カ国を対象に、幅広い関係強化を目指す「新南向政策」を推進する中、農業団体も東南アジアへの農作物の輸出に取り組んでいる。そのうちリョクチク(タケノコ)はシンガポールが主なターゲットになっている。
台湾のリョクチクは夏の重要な野菜の一つ。生で食べられるほか、冷蔵も加工も可能。リョクチクの経済価値が高いことから、台湾のリョクチク農家は現在では繊細な管理を行っている。
行政院農業委員会は23日、台湾北部のリョクチク品評会を行い、教師から農家に転じた黄金城さんが優勝した。そしてコンテストに参加したリョクチクからはまったく農薬が検出されなかった。こうした高品質なリョクチクは加工と真空包装を経て日本やシンガポールに輸出される。
関係者によると、「新南向政策」の対象国には竹は多くあるものの、食べる人が少ない上、台湾産のリョクチクは価格もやや高いため、こうした国への輸出は容易でない。このため、現在は台湾産の高品質ながら価格も比較的高いリョクチクを受け入れ可能なシンガポールが主なターゲットになっているということ。