蔡英文・総統は10日午前、北部の港湾都市、基隆に赴き、行政院海岸巡防署(海巡署)主催の「世界海洋デー」のイベントに参加、巡視船「宜蘭艦」に乗船し、基隆港の沖合で実施中の「海安九号演習」の視察を行った。
蔡・総統はあいさつの中で、「台湾は海洋国家であり、これまでも勇敢に海に向け漕ぎ出してきた。国際社会へ踏み出すことは、台湾の人々のDNAに組み込まれているだけでなく、国家発展の為にも必要なプロセスだ。そして、海を守ることは国家の安全を守ることであり、特に周辺情勢がますます複雑になる中、我が国の主権と漁業権を守る為に、海岸巡防署の力はますます必要となる」と語った。
蔡・総統はさらに、海岸巡防署が設立されて以来、密輸や密入国などの取り調べ、周辺水域の秩序維持、あるいは水難救助について、国民から高い評価を受けていると賞賛、今後も引き続き、全体的な力を強化し、新型の巡視船、ハイテクを利用した偵察装備を強化していくほか、次の段階の改革に着手し、組織の強化、職員の質向上を推進していく、と述べた。
蔡・総統は、麻薬撲滅、調査は政府にとって重要な任務だと強調、大きな貢献した海岸巡防署の職員3名賞賛した。蔡・総統は「6月5日の時点で、海岸巡防署は110件の不正薬物事件を摘発した。2週間前には海岸巡防署と検察、警察などの調査部署が、この数年で最多となるヘロイン密輸を摘発した」と述べた。