ドキュメンタリー映画『天空からの招待状2』(原題「看見台湾Ⅱ」)の撮影地探しの為、東部・花蓮県上空を飛行していた凌天航空(台中市)のヘリコプターが、10日午前11時56分に墜落した。凌天航空は、同機に搭乗していたチー・ポーリン(齊柏林)監督、助手の陳冠斎さん、そして操縦士の張志光さんの3人全員が死亡したことを認めた。
2013年に公開されたチー・ポーリン監督のドキュメンタリー映画『天空からの招待状』(原題「看見台湾」)は、全編空撮により台湾の美しい風景と環境破壊の実態を捉え、大きな話題となった。同作は台湾のみで興行収入台湾元2億2000万元(現在のレートで日本円約8億650万円)とドキュメンタリー映画として異例のヒットを記録、同年、中国語映画のアカデミー賞、ゴールデンホースアワードの最優秀ドキュメンタリー映画賞を受賞した。チー・監督は8日に、次回作となる「看見台湾Ⅱ」の製作を発表したばかりだった。
行政院の徐国勇・報道官は「チー・ポーリン・監督及び撮影チームが、こうした不幸な事故により命を落としたことについて、哀悼の意を示すと共に、ご遺族に対し心からの弔意を表す」と述べた。また、内政部の葉俊栄・部長も、「大きな驚きと共に深い悲しみを感じている」と述べ、その死を悼んだ。