行政院主計総処が6日に発表した5月の消費者物価指数(CPI)は、前年同月比で0.59%上昇、物価状況が安定していることを示した。
ただし、この上昇率はこの4カ月で最高となっている。これは、端午節が今年は5月に当たり、このためベビーシッターの料金、理髪・美容関連の料金が値上がりしたことが、上昇率を引き上げる原因となった。
また、庶民生活に密接な商品については、2.08%上昇しており、上昇幅はこの27カ月で最高だった。そのうち、牛乳が9.15%値上がりし、この63カ月、5年余りでの最高となった。豚肉は4.12%値上がり、醤油は4.18%値上がりだった。
さらに、5月の外食費は2.08%上昇で、この25カ月で最高となった。行政院主計総処では、比較となる昨年同月の水準が、販促の関係で低かったことが原因で、比較的に大きな上昇幅となっているが、今年に入ってから外食費は安定して推移しており、今後も大幅な値上がりは起きないだう、と指摘している。
行政院主計総処では、全体的に見て0.59%という物価の上昇幅は、非常に緩やかなものだと指摘している。
なお、5月末から6月初めに発生した豪雨の被害が、6月の物価に与える影響について、行政院主計総処では、昨年、一昨年の台風被害に比べて今回の豪雨による農産物被害は小さく、物価への影響はそれほど大きくないだろう、との予測を示した。
また、5月の卸売り物価指数(WPI)は、前月に比べて1.2%低下、昨年同月比1.12%低下だった。これにより、5カ月続いていた上昇がストップした。行政院主計総処では、5月は台湾元が米ドルに対して昨年同月より8.02%値上がりしており、一部の項目は米ドルで計算した場合は上昇しているが、台湾元に換算して計算した場合は低下しており、この為替レートの変動が卸売り物価指数が低下した原因になっている、と指摘した。
なお、域内販売物価指数は前年同月比2.59%上昇で、これは、卑金属、金属製品、石油、石炭、化学原料の価格が上昇したことが主な原因だ。
輸入物価指数は台湾元で計算した場合、1.91%低下だが、為替変動の要因を除くことができる米ドル計算では、5.95%上昇だった。これは、鉱産物、卑金属とその製品、化学製品が値上がりしたことが主な原因だ。
輸出物価指数は、台湾元で計算した場合は3.38%低下だが、米ドル計算の場合は4.40%上昇だった。これは、卑金属とその製品,プラスチック・ゴムとその製品などの値上がり幅が比較的大きかったことが主な原因となっている。