観光地としての発展に向けて、金門の大胆島と二胆島が金門県に移管された。台湾海峡で中国大陸に極めて近い位置にある金門県は多くの島から構成される。そのうち中共人民解放軍の侵攻を食い止める最前線だった、大胆島と二胆島が1日、国軍の管理下から金門県に移管された。国防施設と現在も駐屯する国軍の部隊の生活圏は引き続き軍が管理する。
行政院の江宜樺・院長は6月30日、大胆島を訪れ、金門県への移管式を執り行った。江・行政院長は、台湾海峡両岸は、金門と中国大陸とを船舶で結ぶ「小三通」が実現して以降、もはや火薬庫ではなくなったと説明、政府は必要な防衛力を維持しながら、大胆島、二胆島への旅行を解禁し、金門の観光産業の発展を促すと宣言した。江・行政院長は、「金門、大胆島、二胆島から軍を引き揚げることはしない。最も効率のよい兵力を維持しながら、戦時下に管理していた土地や要塞を徐々に移管し、金門県政府が地元の発展に役立てられるようにする。特に観光業だ」と述べた。
金門県政府では1日より向こう一年間、大胆島と二胆島の設備の修繕を行う。この間、特定の団体の視察を午前と午後それぞれ60人を上限に受け付ける。そして来年7月1日より、教育団体と、かつてここで勤務した元兵士らの観光を実現し、2017年には全面的に公開する可能性を検討することにしている。