陳建仁・副総統が、台湾を、未来の産業の中心に育てる意気込みをみせた。台湾最大規模のコンピュータ見本市「COMPUTEX TAIPEI」が30日から、台北市の南港展覧館と世界貿易センター展示ホール1で、5日間に渡って行われている。
開幕セレモニーに出席した陳建仁・副総統はあいさつの中で、世界の産業を取り囲む環境は、データエコノミ-の時代において大きく変化していると指摘、次の挑戦を迎え撃つため、政府はデジタル国家、イノベーション経済などの政策を打ち出してインフラ建設、人材の育成、都市と地方の建設などに着手していると強調した。陳・副総統は、そうすることで、台湾のデジタル経済市場にニーズをもたらし、産業の変革を促し、デジタル国家というビジョンを実現したいとしている。
陳・副総統はまた、政府は昨年、「アジアのシリコンバレー計画」をスタート、執行センター及びアメリカ・シリコンバレーでのオフィスを立ち上げ、台湾を世界に歩みださせると共に、世界を台湾に呼びこめるようにしていると述べた。
陳・副総統は、「産業においては、アジアのシリコンバレーにおけるIoT(モノのインターネット)産業大連合を構築し、台湾のハイテク産業、産業団体、スタートアップ企業、学術研究機構など140あまりの団体を統合することで、産業の垣根を越えた協力を加速する。また、政府の政策とリンクさせていくと共に、海外の企業が台湾と提携する場合の統一窓口とする」と説明した。
陳・副総統はまた、人工知能は台湾の産業発展の重点であると指摘、科技部ではクラウド研究の環境整備に向けて先月には民間企業と共に「人工知能実験室」を設立したとして、こうした取り組みによって人工知能の未開拓市場で台湾が他に先んじてチャンスをつかめることを期待した。また、ロボットについては、政府は小学校、中学校における教育、訓練を積極的に進め、イノベーション製造基地を構築、台湾の強みを活かして産業が求める優れた人材を育成していきたいと述べた。