衛生福利部の陳時中・部長が、中国大陸側に対して「両岸防疫会議」に出席するよう呼びかけている。台湾と中国大陸の「感染症防止治療会議」が難航する中、陳・衛生福利部長は25日、スイスのジュネーブで、政治が健康と公衆衛生の議題に介入すべきではないと指摘したほか、今年台湾が「両岸防疫会議」を主催することになっているとし、中国大陸に参加を呼びかけた。
中国大陸と台湾は、「両岸医薬・公衆衛生協力協定」と「両岸食品安全協定」を結んでいるため、中国大陸側はそれを理由に、台湾が世界保健機関(WHO)の年次総会である、世界保健総会(WHA)に参加することができなくても、感染症の流行状況、公衆衛生面での突発事件、緊急医療救助のニーズがあった場合、この二つの協定の下、すぐ権益が保障されると主張している。
これについて陳・部長は、「両岸間の防疫と食品安全の協定は双方にとって共に有利だ。それを通じて意見交換することができれば越したことはない。しかしそれで台湾の人々の健康を守ることができるとは限らない。」と述べた。陳・部長は両岸が「医薬・公衆衛生協力協定」に基づいて開催する「感染症防止・治療会議」は昨年から中断しているとして、中国大陸側に、健康と公衆衛生の議題について実質的な交流を行うよう呼びかけた。