WHO(世界保健機関)の年次総会であるWHAで、18カ国が台湾の参与を支持する発言を行った。台湾は2009年から昨年までオブザーバーとしてこの会議に参加してきたが、今年は中国大陸側の妨害によって招待されなかった。
WHAは22日にスイス・ジュネーブで開幕、3日目の会議では、米国、ドイツ、オーストラリア、ブルキナファソ、ホンジュラスに続いて、日本、スワジランド、セントビンセント・グレナディーンなどが台湾のWHA参与を直接、または間接的に支持する発言を行った。これまでにこうした発言をした国は18カ国となった。
日本の馬場成志厚生労働大臣政務官は演説の中で、世界は日々グローバル化しており、エボラ出血熱の拡大は世界に突発的な事態への対応強化を促したほか、衛生体系のカバー力強化の必要性も示したと指摘。そして、「世界では特定の地区が感染対策の地理的空白となってはいけない」と述べ、台湾のWHA参与を間接的に支持した。
また、スワジランドの衛生担当大臣は演説の中で、中華民国台湾からの継続的な支援に感謝、今年台湾が参加できないことは残念だとして、WHAに台湾を参与させるよう要請した。このほか、パラグアイ、エルサルバドル、ソロモン諸島、グアテマラ、ニカラグア、ナウル、パラオ、ハイチ、マーシャル諸島、ツバル、セントビンセントグレナディーンの代表がいずれも台湾をオブザーバーとして参加させることを支持した。
しかしこうした発言は中国大陸の代表団から強い抗議を引き起こした。中国大陸の代表団は、台湾のWHA参与は「一つの中国」原則に沿って処理されるべきだと主張、各国が「中国」の内政に干渉する発言をすることに強く反対した。