パナマ訪問に出発した馬英九・総統が活路外交の成果を強調した。馬英九・総統は29日、パナマのファン・バレラ新大統領就任式に出席するため専用機で出発した。パナマを訪問するとともにエルサルバドルにも立ち寄る。バレラ新大統領の就任式では、アメリカのケリー国務長官との対面が期待される。往路はアメリカのハワイで、帰路にはサンフランシスコでトランジットし、7月5日に帰国する予定。馬・総統にとって総統就任以来10度目の外遊となる。
馬・総統は慣例通り、機内で談話を発表、古くからの友人であるバレラ大統領の大統領就任式に出席できることを喜ぶと共に、80年以上国交を保つ両国間では農業、職業訓練、医療などでの協力プロジェクトが進められているとして、いっそう関係を強化できるよう希望した。
馬・総統はまた、総統就任以来進めてきた「活路外交」政策の成果を強調。「活路外交」とは、中国大陸と友好国の奪い合いをせず、実効性のある対外援助を行っていく政策。馬・総統は、「我々が正式な国交を結んでいる国は22ヶ国にすぎないが、入国ビザを取得せずとも訪れることが可能な国・地域は140ある。我々の素養と、国家イメージが世界に重視されてきたわけで、これは総統になって最もうれしいことだ」と話した。馬・総統は、ビザが免除されている国・地域の数で、中華民国は世界で22位、アジアでは6番目だとしている。
今回の外遊は7日間の日程で、移動距離は3万4000キロに及ぶ。台湾時間の30日午前にはハワイでトランジット、アメリカの対台湾窓口機関・AITアメリカ在台湾協会のレイモンド・バッガード理事長が機内まで馬・総統を迎えた。