衛生福利部疾病管制署が16日、今年になって初めて、台湾でのデング熱の域内感染を確認したと発表した。
この患者は高雄市に住む27歳の女性で、先月15日から20日にかけてマレーシアを旅行し、帰国後15日目に症状が現れた。5月10日にこの女性が診察に訪れた個人病院が、デング熱の疑いがあるとして衛生部門に通報すると共に、女性を転院させていた。その後、16日にデング熱感染が確認されたため、この女性は病院で隔離治療を受けている。
疾病管制署では、この女性の行動の時期から見て、海外で感染した可能性もあるが、感染の拡大を厳重に防ぐため、今年初めての域内感染と認定した、と説明している。これを受けて、この女性が立ち寄った場所などの周辺で、感染調査、感染の媒介となる蚊の駆除、住民への衛生教育が行われることになる。
今年はこれまでに、デング熱の域内感染はこの女性の1件、海外での感染は79件が確認されている。海外での感染はマレーシア、インドネシア、ベトナムなどの東南アジアの国での感染が大部分を占めている。
また、昨年は通年で域内感染380件、海外感染363件が確認された。
疾病管制署では、夏に入って気温が上昇しており、また前線の通過で各地で雨が降っているため、水のたまったところで蚊が発生しやすくなっており、屋外での環境の整備に気を付けると共に、デング熱が流行している海外の地域に出かける場合、蚊に刺されないよう注意してほしいと呼びかけている。