「新南向政策」の後押しで、アセアン(東南アジア諸国連合)諸国への輸出が過去6年で最大の成長を見せている。東南アジア及び南アジアは経済成長の可能性の他、人口が増えることのメリットもあり、徐々に世界が注目する新興市場となりつつある。台湾とこれらの国々との経済貿易分野の関係も日増しに緊密になっている。
財政部はこのほど、過去10年、台湾のアセアン10カ国及び南アジアの6カ国、ニュージーランド、オーストラリアの18カ国向け輸出の前年比成長率は台湾全体の輸出成長率をずっと上回っていると説明した。この18カ国は政府にとっての、「新南向政策」の対象国。
さらに、世界景気の回復と政府が積極的に推進する「新南向政策」により、今年1月から4月までの、これら18カ国向け輸出は211億米ドルで、輸出全体の21.9%を占めた。前年同期比では15.6%増。特にアセアン10カ国への輸出は184億米ドルで、前年比で17%のプラスに。この増加率は過去6年で最大。
輸出の内訳では、半導体産業の活発な発展と地域におけるサプライチェーンの効果により、アセアン10カ国へは電子部品が中心で、今年1月から4カ月の輸出では40.8%を占めるなど、これまでで過去最高の割合に。次いで鉱産物で全体の13%、さらにベースメタル及びその製品へと続く。
南アジア6カ国への輸出ではゴム・プラスチックとその製品が最大。ニュージーランド、オーストラリアへはベースメタルとその製品が主だという。