1980年代から台湾の芸能界で活躍、コミカルな司会で高い人気を誇ったヂューゴーリァン(豬哥亮)さんが15日午前5時ごろ、大腸がんによる肝不全で亡くなった。70歳だった。チューゴーリャンさんは1980年代、レストランなどで行われるショーの司会として人気者となり、当時流行していたショーのレンタルビデオが台湾中で歓迎された。テレビにも進出、中国大陸や東南アジア在住で閩南語(台湾語)を話す人たちの間でも広く知られた。しかし1990年代になると、突然姿を消し、ギャンブルが原因で巨額の債務を負うことになったと伝えられた。
その後、2009年にTVコマーシャルで復活、復帰後初めて受け持ったバラエティ番組は高視聴率をマークし、2010年の第45回ゴールデンベル賞では最優秀バラエティ番組司会者賞を受賞した。また、2011年からは毎年旧正月に主演映画を公開、昨年まで全てが興行収入で台湾元1億元を突破する好成績をあげた。
2015年に大腸がんで手術を受けたが、治療の時期が遅れたため、3月に国立台湾大学附属病院に入院、15日早朝に帰らぬ人となった。
ヂューゴーリャンさんがスターになった1980年代は台湾経済の発展初期で、多くの人が裸一貫で商売を始め、労働者はつらい仕事に従事していた。チューゴーリャンさんは頭の回転とリアクションが速く、自ら発明した独特の言葉、ダジャレや、ややわいせつなジョークが得意で、その親しみあふれる司会者ぶりは日々の仕事に疲れ果てた労働者を大いに笑わせ、憩いをもたらした。
娘の歌手、謝金燕さんとの間には確執があり、謝さんがヂューゴーリャンさんとの対面を拒否していたことが長く話題になっていたが、今年ヂューゴーリャンさんが入院し、和解したことが伝えられた。
蔡英文・総統は15日、自身のフェイスブックで故人を偲んだ。