世界保健機関(WHO)の年次総会、第70回世界保健総会(WHA)は、スイス・ジュネーブで今月22日から31日まで開催される。中華民国台湾は2009年より8年連続でオブザーバーとして招かれてきたが、昨年、政権交代が行われ、台湾海峡両岸関係が悪化、中国大陸側の妨害により、今年は招待されない可能性が伝えられてきた。
WHOは現地時間12日、台湾海峡両岸間の協定が既に存在していないことを理由に、台湾のWHAへのオブザーバー参加を認めることはできないと正式に発表した。WHOはその上で、現在もなお関連の協議はなお続いていると説明した。
これに対し、衛生福利部国際協力チームの許明暉・技監は、わが方は、このような結果となる可能性を予測していたものの、非常に遺憾であり、理解し難いとして、不満を示した。許・技監はそして、中華民国台湾の代表団は予定通りジュネーブに向かい、積極的に各国の会談の機会をつくっていくと強調、「二者間あるいは多角的な会談を通じ、最新の情報を入手すると共に、各国及び専門的な衛生団体に台湾の要求を理解してもらう」と述べた。
一方、総統府は12日夜、 WHOの決定に対し、遺憾と不満を示し、「台湾が世界の伝染病防止メカニズムの一部であることを直視するようWHOに呼びかける。また、台湾の2300万の人々の健康に関する権益を差別なく享受できるべきであることを直視するよう求める。そして、これが各地域の国及び国際的な医療団体共同の要求であることを、WHOは直視するべきだ」と訴えた。
総統府はさらに、WHOのこうした所為によって、台湾の国際社会への参与への意欲及び貢献への決心が揺らぐことはないと強調。政府は引き続き、努力を続け、各国の関連部署との協力を深めることで、国民の健康の権益確保を推し進めていくと述べた。