金門島の西南、12キロに浮かぶ大膽島、二膽島が6月30日、正式に国軍から移管される。必要最低限の兵力を残した上で、7月1日からは正式に金門県政府の管轄となる。
江宜樺・行政院長は30日、大膽島を訪れ、移管式典に出席し、大膽島、二膽島の歴史と教育上の意義、そして将来の観光面のメリットについて説明する。また、江・行政院長は、蒋経国・元総統や、反共義士と呼ばれる中共からの亡命者の言葉が彫られた石や、350年の歴史をもつと伝えられる井戸、神泉井、「三民主義による中国統一」のスローガンが描かれた壁など、島の旧跡をめぐる。
大膽島は金門県烈嶼郷(通称、小金門)の西南にあり、面積0.79ヘクタールの花崗岩の島。金門島からは12キロ。中国大陸のアモイ島の白石砲台からはおよそ4,400メートルの距離と近く、アモイ港を制御する上で要所となっている。二膽島は大膽島から300メートルの距離にあり、わずか0.28ヘクタールの広さ。
大膽島と二膽島に駐屯する兵士は、最も多い時は600人あまりいた。しかし、両岸関係の改善、国軍の精鋭化により、現在200人足らずとなり、しかも大多数が大膽島に集中している。将来、観光の解禁に伴い、兵士はさらに減少する見込みだが、海岸巡防署、警察を増員し、共同で防御を行うという。