馬英九・総統が29日夜、中華民国の中米の友好国の一つ、パナマの新大統領の就任式に出席するため、訪問団を率いパナマへ出発する。馬英九・総統にとっては、総統就任以来10回目の外遊となる。馬・総統は今回、中米のもう一つの友好国、エルサルバドルも訪問する予定。
パナマでは7月1日に大統領、副大統領の就任式典が行われる。先日、現任のリカルド・マルティネリ(Ricardo Martinelli)大統領から、馬・総統へ、直筆のサイン入りの招待状が届いたほか、フアン・カルロス・バレラ(Juan Carlos Varela)新任大統領は、自ら電話で馬・総統の出席を招請していた。
また、中華民国の中米におけるもう一つの友好国、エルサルバドルではさる6月1日にサルバドール・サンチェス・セレン(Salvador Sánchez Cerén)新大統領の就任式典が行われた。サンチェス大統領は、現地駐在の中華民国大使館を通じて、馬・総統の訪問を招請していた。
今回の外遊の主要目的は、パナマのフアン・カルロス・バレラ新任大統領の就任式典への参加、そして、各国代表と交流する事にある。
馬・総統が、パナマとエルサルバドルを訪問するのは2回目。前回、2009年にパナマを訪問した際は、パナマ運河を参観する予定であったが、政府関係者との会見が実現しなかった為、今回が初めてのパナマ運河参観となる。
情報筋によると、外交部では今回の外遊の為に台湾の銘品を準備、バレラ新大統領へ有名ブランドの自転車を贈呈するほか、エルサルバドルのサンチェス大統領には、著名ブランド、フランツの陶磁器を贈呈する予定だという。
パナマ訪問期間、馬・総統は、パナマの政府要人と会見するほか、宿泊先のホテルでは、世界各国の大手通信社の取材を受ける。また、就任式典終了後には、バレラ新任大統領主催の食事会に出席する予定となっている。
パナマ訪問後、馬・総統はエルサルバドルに赴き、サンチェス大統領を表敬訪問するほか、共同声明を締結すると共に、互いに勲章を贈る。馬・総統はさらに、中華民国の支援により建築された同国の女性の為の施設を参観、エルサルバドルの女性や子どもたちと交流し、当地の女性が行う裁縫について理解を深めるという。
馬・総統はこのほか、パナマ、エルサルバドル両国訪問の際、現地の華僑の代表や現地駐在の中華民国大使館職員を招き、食事会を行う。
訪問団は6月29日夜、桃園国際空港を出発、29日、アメリカのハワイでトランジット及び給油を行い、30日にパナマに到着。7月1日、バレラ新任大統領の就任式に出席する。そして7月2日午前、エルサルバドルに向かい、3日、アメリカ・サンフランシスコに立ち寄り、現地の華僑主催のパーティーに参加、そして4日に、再びハワイで給油を行い、7月5日に帰国する予定となっている。
今回の訪問団は、同行の記者を含めて81名とコンパクトとなっており、企業関係者や学術界からの参加者はおらず、部長クラスも交通部の葉匡時・部長、経済部の張家祝・部長、行政院僑務委員会の陳士魁・委員長のみとなっている。また、立法院では臨時国会が行われているため、与党・国民党の立法委員は同行しない。