行政院大陸委員会(陸委会)が、中国大陸の圧力によって両岸はますます疎遠になる可能性があると指摘した。
世界保健機関(WHO)の年次総会、WHAの招待状は台湾に届かなかった。しかし外交部の王珮玲・報道官は9日、インターネットでの参加申し込みの期限が過ぎたにすぎないとして、22日の開催日までに招待状が届く可能性を諦めず、政府は最後の一瞬まで努力し続けると強調した。
一方、行政院大陸委員会は9日、中国大陸が一方的な政治的理由によりWHOに圧力をかけていることに対し、強烈な不満と遺憾の意を表明した。大陸委員会は、「WHOは政治的な組織ではなく、近年台湾をオブザーバーとして招いてきたことは、世界の伝染病防止及び公衆衛生に対する台湾の貢献によるものだ」と強調、地球の全ての人の健康を守ることはWHOの主旨であり、これは衛生や伝染病の予防に国境はないとするWHOの核心的な理念でもあるとしている。
大陸委員会は、昨年の国際民間航空機関(ICAO)総会に続いて今回のWHAと、北京当局は二度に渡って台湾の国際組織参与の基本的な權利を妨害し、政府に圧力をかけて政治的な目的を達成しようとしていると指摘、「我々はこうした北京当局の圧力に断固屈しない。これからも国際社会に向けて声を上げ、台湾が国際組織に参加する権益の獲得を目指す」と述べた。
大陸委員会の邱垂正・報道官は、かりに中国大陸当局が台湾の呼びかけを無視したならば、台湾の人々の感情を傷つけることは確実なほか、台湾の民意の強烈な反発も生み、さらには両岸をますます疎遠にする可能性さえあると指摘した。