第一原子力発電所の二号機で負荷遮断が行われていたことで、行政院原子力エネルギー委員会(原能会)が、2週間以内に審査を終えて認めるかどうかを決定するとしている。負荷遮断とは電力を送っている状態で、回路を遮断すること。
台湾電力公司は行政院原子力エネルギー委員会に通知しないまま、4月29日に、台湾北部・新北市にある第一原子力発電所の二号機に対する負荷遮断作業を始動した。原子力エネルギー委員会はただちにこれに気付き、職員を現場に派遣して検査、台湾電力公司に対して関連の安全性報告を審査のために送るよう指示した。報告書は今月1日にすでに届いている。
それによると、台湾電力は今回初めて、電力のやりくりのため負荷遮断を行い、その期間は45日間という異例の長さ。従来は1日から7日間にすぎなかった。原子力エネルギー委員会は8日、この件での審査作業をスタート、民間団体も参与させて説明会を行った。一部の団体からは、今回の負荷遮断が原子炉の運転スケジュールに影響することを懸念、原子炉内の急激な変化につながり、安全性の問題が生じないか心配する声があがった。
原子力エネルギー委員会では、台湾電力が定める18カ月というメンテナンス周期の範囲内だとして特に問題視しない姿勢ながら、やはり専門家チームによる適切な検討を要請する考えを明らかにした。審査結果は1、2週間でまとめられるということ。