2017年のロサンゼルス・アジア太平洋映画祭(Los Angeles Asia Pasific Film Festival)の授賞式典が現地時間の4日に行われ、台湾の『日常対話(Small Talk)』が観客賞(Festival Audience Awards)を受賞した。
駐ロサンゼルス台湾書院のプレスリリースによると、同賞は同フェスティバルで唯一、観客の投票によって決められる正式な賞。今年の同フェスティバルには31カ国から長編184作品、短編19作品という過去最多の作品がエントリーした。
『日常対話』は自伝式のドキュメンタリーで、黄恵偵・監督は自分の母親にカメラを向け、母親がこれまで話せなかった過去を探ることで、自身と、同性愛者の母親、家庭内暴力を犯した父親との関係を理解しようと試みる作品。食卓をはさんだ普通の対話は一見するとリラックスした日常の風景ながら、黄・監督が20年間を費やして記録してきた成果である。
主催者は公式ウェブサイトで、同作品は今回のフェスティバルで「最も期待させる5本のうちの1本」と紹介、黄・監督が大きな勇気を持って自らの家庭の物語を伝えていることを称えた。