蔡英文・総統が、台湾海峡両岸関係について、「新たな情勢、新たな解答用紙、新たなモデル(三つの新)」という主張を打ち出した。蔡英文・総統はこのほど、総統就任1周年を今月20日に控え、台湾の大手日刊紙、「聯合報」のインタビューに応じた。蔡・総統はその中で、「新たな両岸関係、両岸交流」の主張を行い、世界の情勢が変化する中、両岸は共同で平和かつ安定した状態を維持するよう努力すべきで、そこには構造的な合作関係が必要だと述べた。
「新たな情勢、新たな解答用紙、新たなモデル」という言い方について蔡・総統は、両岸が新たな情勢を客観的に見つめ、両岸の平和と安定に有利な、そして地域の安定と繁栄にも有利な枠組みを共に思考することだと説明。
中国大陸側が、蔡英文・政権が「92年コンセンサス」に対して立場を明確にしないことは、「書き込まれていない解答用紙だ」と形容し、台湾に態度表明を迫っていることについて、蔡・総統は、「情勢が変わっていることを考慮していない、善意に欠けた言い方だ」と批判、両岸は、両岸が共同で答える「新たな解答用紙」に向き合っているのであり、善意のある交流が大変重要だと主張した。
これについて総統府の林鶴明・報道官は3日、蔡・総統の発言内容は、新政権が発足して以来、一貫した言い方だと説明した。林・報道官は、「両岸は、両岸の平和と安定に有利で、地域の安全と繁栄に有利な枠組みを共同で考えるべきだ」と述べた。
蔡・総統の主張に対し、中国大陸側のメディアは「容器を変えただけで中身は変わらない」と評している。