日本における中華民国大使に相当する謝長廷・駐日代表が日本の朝日新聞に寄稿し、台湾のWHA参与支持を訴えた。WHO世界保健機関の年次総会、WHAは今月下旬にスイスのジュネーブで開かれるが、中華民国台湾にはまだ招待状が届いていない。朝日新聞は、一般的には蔡英文・政権が「92年コンセンサス」を認めないことで、中国大陸が妨害していると考えられていると紹介。
朝日新聞が3日に掲載した寄稿文の中で、謝・駐日代表は、台湾は国際社会の支持を受けて2009年に初めてWHAに招待され、オブザーバーとして出席、その後積極的にWHO及びWHOに属する様々な技術性会議に参与して台湾と世界の伝染病予防ネットワークの強化に努めるなど、WHOのビジョン実現に協力してきたと説明した
謝・駐日代表は、台湾は今年もWHOの様々なプロジェクト、たとえばWHO突発事件対応プログラム(WHE)に参与し、世界と共に努力することで、2030年までに国連の持続可能な発展の三つ目の目標、「すべての人の健康と福祉の増進(SDG3)」を実現しようとしていると強調した。そして、WHAに台湾が出席できなければ、世界の公衆衛生のシステムには大きな抜け穴ができ、世界はそれによる脅威にさらされると指摘。特に台北飛行情報区は毎年延べ6000万人以上が利用しており、日本との間では毎年延べ600万人が行きかうため、様々な伝染病が発生した場合、感染がいっそう広がる恐れがある。
謝・駐日代表は、蔡英文・総統が4月27日、ロイター社によるインタビューの中で強調したことを引用し、WHOは政治的な組織ではなく、世界のすべての国の人々の健康問題、衛生問題こそが関心事であるべきだと主張、台湾はそれに貢献できる力がある他、台湾の人々にもWHAに参加する必要があるのだと訴えた。
WHAへの参加申し込みは8日が締め切り、申し込み手続きには招待状が届いている必要がある。