衛生福利部疾病管制署は、「BCGワクチン」と「抗ヘビ毒素凍結乾燥血清注射剤」のワクチン技術を民間へ移転することを決定した。
これは、ワクチンと生物製剤の生産技術を台湾に根付かせることが目的で、公開審査を行った結果、移転先として基亞疫苗生物製剤股份有限公司(英語名:メディジェン・ワクチン・バイオロジクス Medigen Vaccine Biologics)が選ばれた。
そのうち、「BCGワクチン」は、結核を予防する効果がありますが、膨大な投資資金が必要となるため、現在、世界でも生産している製薬会社は少ないのが現状だ。このため、疾病管制署では、今回の台湾メーカーへの技術移転を通じて、台湾での「BCGワクチン」の安定供給を目指している。
また、「抗ヘビ毒素凍結乾燥血清注射剤」については、台湾では毎年1000人以上の人が毒ヘビにかまれており、治療方法としては血清注射が効果的とされている。疾病管制署によると、毎年、台湾で必要となる「抗ヘビ毒素血清注射剤」はおよそ4800本だが、台湾で生産された注射剤はアメリカ、ドイツ、オランダ、シンガポールなどへも輸出されている。今回の技術移転によって、この注射剤を必要としている地域の海外企業との提携が可能となり、大きな経済効果が期待できる。
疾病管制署では、今後も生物製剤の技術を台湾の企業に移転すると共に、民間企業による投資を奨励していく方針だ。