衛生福利部が、インフルエンザはなお流行しているとして、油断しないよう呼びかけた。台湾では、次第に気温が上昇、温暖な気候になりつつあるが、依然インフルエンザの流行は収まっていない。
衛生福利部疾病管制署は2日、最新の定点観測データを発表。これによると、台湾においてインフルエンザウイルスにより、軽度の症状となった人は微増。診察を受けた人の延べ人数は6%増加、先週、疾病管制署は19件の通報を受けたという。このうち14件は学校で発生しており、現時点で台湾北部、中部、南部で集団感染を11件確認している。
また、先週は、インフルエンザにより重篤な症状となった例が9件あり、最年少は9歳の児童だった。また、インフルエンザが原因で死亡したケースも1件あった。死亡したのは南部に住む89歳の男性で、予防接種を受けていなかった上、心疾患、腎臓疾患などの持病があったという。
衛生福利部疾病管制署の荘人祥・副署長は、目下、主に流行しているのは「H3N2型インフルエンザウイルス」であると説明、観測データによると、93%のH3N2型ウイルスは、今シーズンのワクチン株と一致してはいるものの、昨年のインフルエンザ流行開始から既に一定の時間が経っており、インフルエンザウイルスが既に変異した可能性もあるという。荘・副署長は、「天気は温暖になってきているが、決してインフルエンザの脅威を軽んじることないようにしてほしい」と呼びかけた。
荘・副署長によると、ここしばらくは天気が不安定であったこともあり、台湾でインフルエンザの流行は終わっていないと指摘、風邪の症状を感じた人の半分はインフルエンザであったとして、流行は最も遅い場合、5月末まで続くと述べた。