台湾南部・高雄市の陳菊・市長が、中国大陸が台湾を理解し、その声に耳を傾けるよう期待した。最大野党・民進党籍の陳菊・高雄市長は27日、台湾を訪問中の中共国務院台湾事務弁公室の張志軍・主任の表敬訪問を受けた。二人は高雄市内のホテルで50分近く会談。陳・高雄市長は会談後、張志軍氏に対して、台湾の民主の発展過程を説明し、台湾における民主は空から降ってきたのではなく、人々が努力して勝ち取ったものだと強調したと明らかにした。
張氏は行く先々で、中国大陸に反発する人たちの抗議運動に遭っている。陳・高雄市長は、「張氏は台湾でさまざまな意見や声を聞いただろうが、それが台湾の多元的な民主の正常な状態だ」とし、中国大陸側が台湾を理解し、台湾の声に耳を傾けるよう期待した。陳・高雄市長は、「両岸の交流では、双方が互いをより理解し、その声に耳を傾けなければならない。こうした相互理解ができてこそ、交流の一つひとつがいっそう安定したものになる」と述べた。
一方、張志軍氏は、中国大陸側は台湾の人々が自ら選んだ社会制度や生活方式を大変大切にしていることを知っており、中国大陸は台湾の人々の選択を尊重すると述べた。張氏は、両岸間には地理的、そして心理的な距離が存在するとした上で、中国大陸側は、各政党の人々との交流によって両岸関係の平和的な発展をともに推進していけることを歓迎すると述べた。
なお、行政院大陸委員会の王郁琦・主任委員は27日夜、高雄市内で張氏と茶話会を開き、台湾での二度目の対面を果たす。