台湾の新鋭作曲家が、イギリスでの作曲コンクールで優勝した。ピアノによるこのコンクールは、「ラブソング・コンポジション・コンペティション」で、イギリスのピアニスト、ウィリアム・ハワード氏が発起、世界の作曲家を集め、現代の愛に対する表現を理解しようとするもの。審査員には女性初の、イギリス女王音楽師範でもあるジュデイス・ウィアーさんらも加わった。
コンクールは25歳以上と25歳未満の二つに分けられ、3分間の楽曲で競うもので、世界61カ国から526曲がエントリー。参加者の年齢は13歳から90歳までだった。しかし女子は比較的少なく、25歳以上では全体の17%、25歳未満では31%を占めるのみだった。
台湾の新進女性作曲家、林佳瑩さんは25歳以上の組に参加、374件の参加作品の中から、『永遠の歌』でグランプリを獲得。2位と3位は地元、イギリスの作曲家だった。また、25歳未満を加えた受賞者6人のうち、林さんは唯一の女性だった。
林さんは国立台北芸術大学を卒業後、イギリスのマンチェスター大学で作曲学の修士を取得、現在はイタリアの大学で博士課程を学んでいる。林さんの『永遠の歌』は、リズムを動機に設定し、全体をこのリズムが貫く。しかし、曲が進み、広がり、装飾音が入っていく中で、最後には最初の動機が見つけられなくなるというもので、これをもって「永遠」というコンセプトを表現したという。