衛生福利部食品薬物管理署、行政院農業委員会、環境保護署は21日、北西部・苗栗県の頭份市で販売されていた鶏卵から、基準値を超えるダイオキシンが検出されたことを公表した。そして、問題の鶏卵の供給元とされる中部、彰化県の3つの養鶏場の鶏卵40万個を出荷停止とすることを明らかにした。台湾における鶏卵のダイオキシン基準値は「2.5pg-TEQ/g脂肪」だが、この鶏卵の濃度は「5.2pg-TEQ/g脂肪」だったという。台湾で鶏卵のダイオキシン基準値超えは初めてということもあり、人々にショックが広がっている。
食品薬物管理署、行政院農業委員会、環境保護署は21日、問題の鶏卵の供給元とされる3つの養鶏場へ立ち入り調査を行った。その結果、これら養鶏場からは、彰化県内の鶏卵卸「王功蛋行」のみに出荷していること、そしてこの「王功蛋行」から3県市の4企業に卸していたことが判明、念の為、6,242キロの鶏卵は撤去されたという。
なお、農業委員会は、既に養鶏場の鶏卵と飼料について、そのサンプルを取得、南部・台南市の国立成功大学に送りダイオキシンの含有量を分析を行っているほか、環境保護署も、養鶏場周囲の水質や空気の調査を開始、この結果は28日にも明らかになるという。
林全・行政院長は22日午前、出荷停止とした40万個の鶏卵全てが問題であるわけではないが、食品安全の管理を考慮し、全て密封保存、廃棄すると述べ、関連の保障については、メカニズムに基いて対応すると説明した。林・行政院長はそして、「人々に安心してもらえるよう、政府は問題の所在を明らかにし、食品安全について出来る限りの対策を行う」と強調した。