蔡英文・総統が、年金改革は必ず成功させなければならないとの決意を示した。立法院では19日、公務員の年金改革案の審議を行っている。しかし、この年金改革に不満をもつ元軍人、公務員、教師などが立法院を取り囲んで抗議活動を行い、一部、衝突も発生した。
蔡・総統は19日午後、総統府で行われた記者会見の中で、昨年5月の総統就任以来、この一年間、年金改革委員会、エリア別会議及び国是会議などでの討論を経て、年金改革案は、ついに立法院での審議が始められたと指摘、この改革案は既に社会においては十分な討論が行われてきており、今は、改革に向けた最後の山場だと指摘した。
蔡・総統は、軍人、公務員、教師たちの譲歩により年金改革を進める空間が生まれ、若い軍人、公務員、教員に希望をもたらすことになったとして、中華民国総統の立場から謝意を示した。蔡・総統はその上で、「民進党そして国民党に関わらず、これまでの政権与党は皆、問題はどこにあるかを知っていた。そして、努力をしてきた。しかし、徹底した制度改革は行われなかった。今日、この責任は我々の背中にあり、我々はこれを引き受け、全力で取り組み、任務を終えなければならない。改革は成功させなければならないのだ」と述べた。
蔡・総統はさらに、街頭で抗議をする人々に対して、冷静さと理性を保ち、国家そして次の世代に機会を与えるよう呼びかけた。そして、政府は異なる意見を尊重し、各種の討論を通じ、多くの意見を改革案に組み込んできたと説明、理性的でない行為は社会に認められないほか、恣意的に衝突を引き起こしても、改革の歩みを妨害することはできないと強調した。