中国大陸の旅行者が政治亡命を求めた件について、行政院大陸委員会(陸委会)は、まず事実関係をはっきりさせるとしている。
中国大陸の民主活動家、張向忠氏は12日、台湾本島一周旅行のため台湾を訪れたが、13日にこの団体旅行のグループを抜け出し、政治亡命を申請した。中華民国政府で、対中国大陸政策を担う行政院大陸委員会の張小月・主任委員は18日午前、17日の夜に張向忠氏と連絡をとったことを認めた。張・主任委員は張氏が提出した申請書を既に受け取っているという。
張・主任委員は、「申請書の内容について、証明書などもその詳細を確認し、事実関係が認められてはじめて、次の対応が行える。張氏は、台湾海峡両岸観光の協定に基いて台湾を訪れ、ツアーの2日目にして離脱した。そのため、我々はこの協定に基づき、中国大陸側に報告する。また、我々のとった措置についても、中国大陸側に知らせることになる」と述べた。
一方、内政部移民署は、17日の夜に張氏の身柄を確認し、適当な宿泊場所を提供したと説明。移民署では、張氏のツアー離脱の顛末について、関連の機関とこれから確認を行っていくとしている。