奇美博物館が、頭部が切断された八田與一像の修復に協力する。台湾南部・台南市の烏山頭ダムにある八田與一像の頭部が切られたことは台湾で大きな話題を呼んでいる。八田與一は日本占領時代、台湾の水利施設の建設に多大な貢献をした日本の技師。
台南市によると、八田與一の像は、農水施設、嘉南大圳を建設した、八田與一の部下の提案で日本の石川県金沢市出身の彫刻家、都賀田勇馬に委託して作られたもの。1931年台湾に運ばれてきた。嘉南農田水利会は毎年5月8日、八田與一の命日に記念セレモニーを行い、八田與一を偲ぶ。
台湾の大手企業グループ、奇美グループの創設者である、許文龍氏は、八田與一の像が破壊されたことを聞き、奇美博物館にその修復に協力するよう指示した。奇美博物館の関係者によると、以前、烏山頭ダムにある八田與一の銅像を模型にして八田與一の胸像を三体作った。一体は日本の関係者に、一体は嘉南農田水利会に贈呈、そしてもう一体は奇美博物館にある。修復作業は一週間以内に完成できる見込みだという。