台湾の民間団体・金車文教基金会が15日午後、「千人走読」活動を行い、がん患者と身体障害者67人を含む1025人を引きつけた。「千人走読」活動は、台北市内の路地や横丁の美を尋ねるイベント。この1025人は7つのグループに分けられ、28人の講師に案内されて台北市の古亭と公館一帯を訪ねた。
台北市内の古亭と公館一帯にある、温州街、羅斯福路(ルーズベルト通り)、汀州路あたりには、梁実秋(台湾の著名な散文家)の故居(1933年に建てられた日本時代の高等官舎)、紀州庵(1908年に建てられた日本時代の料亭)、台湾総督府専売局、国立台湾博物館南門園区(台湾総督府専売局南門工場)、台北市に認定された台湾師範大学の古跡、国立台湾大学の溥園(台北帝国大学理学部農学部の熱帯植物園)、並びに各種の独立系書店がある。
金車文教基金会はこれら旧跡に関する歴史やエピソードをより多くの人に知ってもらおうと、15日に1000人を集めた。出発前、まず国立師範大学の大講堂で関連のスライドを放映し、現地の歴史などを紹介した。
金車文教基金会の曽清芸・総幹事によると、このイベントは今年で三年目、これまでは毎回一路線のみ、1名の講師が十数名の参加者を率いて市内を回った。今年は初めて1000人を集め、町の建築、文学歴史、キャンパスにおける古跡、独立系書店などの七つのコースを設定。28人の講師は参加者を率いてこのエリアに対する認識を深める旅を楽しんだ。
なぜこの一帯を選んだかについて曽清芸・総幹事は、「この一帯は国立台湾大学と国立師範大学があって台湾でも比較的文化的な気風が盛んなところだ。そのためここを出発点にした」と説明した。