中国大陸の上海市に進出している台湾系企業の団体、上海市台湾同胞投資企業協会は10日、台湾で15日に共同の就職説明会を開催すると発表した。
今回の募集人数は818人。試用期間中の待遇は1カ月人民元で4000元~6000元(日本円およそ6万4000円~9万6000円)、試用期間の終了後はそれに2000元が加算されて6000元~8000元(日本円およそ9万6000円~12万8000円)となる。
今回は旺旺グループ、広達電脳(QUANTA)傘下の達豊電脳、華碩電脳(ASUS)、技嘉科技(GIGA BYTE)、南僑グループ、元祖食品、日月光(ASE)グループ、富邦華一銀行、クリスティーナ、キッズキャッスル教育グループ、東南旅行社など、著名企業を含めた105社の台湾系企業が参加する。業種は、製造業がおよそ3割、サービス業がおよそ7割だということだ。
なお、今回、中国大陸で働く社員を募集する台湾系企業のうち、8割の企業は住宅または住宅手当を提供する。
上海台湾企業協会の李政宏・会長は、中国大陸での産業構造の転換に伴って、上海経済の発展は次第にサービス業が中心となってきており、こうした業種に関連する企業は、台湾の若い人たちの特徴である人当たりの良さや、気の利いたサービスを求めていると語っている。また、中国大陸の台湾系企業では、多くの若い社員が、3年から5年で基礎部門の管理職になっているという。
この就職説明会は、人材紹介会社の1111人力銀行に委託して開催されるもので、台北市の松山文化創意園区1号倉庫が会場となる。面積1452平方メートルの会場に、企業のブースや問い合わせコーナーが設けられる。
また、上海台湾企業協会では、2015年から会員企業が相次いで台湾の実践大学、逢甲大学などの学校と実習協力計画を結び、上海の台湾系企業での実習を受け入れており、参加する学生は単位を取得することができる。これまでに200人近くの学生に2カ月から6カ月の実習の機会を提供しており、そのうち半数が引き続き上海に残って就職しているという。