最大野党・国民党の次期主席選挙の候補者がいずれも「92年コンセンサス(92年合意)」の重要性を主張した。国民党の次期主席選挙には、現職の洪秀柱・主席、呉敦義・前副総統、郝龍斌・前台北市長、詹啓賢・前国民党副主席、潘維剛・女史、韓国瑜氏の6人が立候補している。国民党立法院党団は10日、これら候補者による政見発表会を開催した。洪・主席を除く5人が参加した。
司会が、台湾海峡両岸関係に対する基本的な立場、そして「92年コンセンサス、一つ中国・各自解釈」についての考えを質問したのに対し、5人はいずれも、この原則は両岸関係の平和的な発展を維持するための重要な基礎だとする見方を示した。
呉・前副総統は、「一つの中国」と聞けば中国大陸は喜び、「各自解釈」で台湾は安心できるとし、「断固として軽々しく放棄すべきでない原則だ」と主張した。
郝龍斌・前台北市長は、党の主席は両岸関係を積極的に進展させるべきだとし、国民党と中国大陸の共産党がそれぞれ代表を出して意思疎通のルートを築くことを提案した。そして、台湾の人々に有利になるなら、党主席は中国大陸を訪問すべきだし、国民党と共産党とのフォーラムも継続すべきだと述べた。
詹啓賢・前国民党副主席は、多くの若者や政党は「92年コンセンサス」を古いものと感じているが、かといってそれに代わって両岸関係を処理するための新たな論理を打ち出せていないと強調、このため、現段階ではこの原則を基礎に、可能性を探り、時代と共に歩んでいくべきだと主張した。