今年3月の消費者物価のうち、長距離バスの運賃が過去28年で最高となった。行政院主計総処は6日、今年3月の消費者物価指数(CPI)を発表した。3月は前年同月比で0.18%上昇。上昇に最も影響したのは交通及び通信費で、2.78%の上昇だった。とりわけ長距離バスの運賃が前年比で18.28%上昇し、過去28年で最も高くなった。燃料費も15.63%上昇した。
主計総処では、長距離バスの運賃はこのところずっと引き上げられず、逆に下がったこともあるなど値上げ圧力が蓄積していた他、労働基準法の改正で労働者の休息がより保障されたことなどから、大幅な値上げにつながったと分析した。
主計総処総合統計処の梅家瑗・副処長はまた、高速バスの料金は旧正月の帰省ラッシュ、2月28日前後の連休の時期にいずれも料金の据え置きが求められたことで、3月に各社がいっせいに引き上げたと説明した。
3月の食物価格は1.72%低下。主な原因は、天候不順と昨年の比較水準が高かったこと。野菜類は38%下がり、たまごは12%下がった。しかし、昨年の台風被害などからの回復に時間のかかる果物類は13%の上昇となっている。一方で外食費は1.96%上昇して過去22カ月で最高となり、そのうちファストフードでの価格が最も大きく上昇したという。
主計総処では、野菜や果物、エネルギー価格を除いた「コア指数」は0.95%の上昇にとどまっていることから、物価はなお穏やかに上昇している段階だと判断した。