中華民国政府で対中国大陸政策担当の行政院大陸委員会(略称:陸委会)の王郁琦・主任委員が25日、中国大陸側に対して、台湾の人民の選択を尊重するよう呼びかけた。王郁琦・主任委員は25日、中国大陸の対台湾事務担当の国務院台湾事務弁公室(略称:国台弁)の張志軍・主任と、台湾北部の空の玄関口、台湾桃園国際空港付近のトランジット・ホテルで、「第二回両岸事務首長会議」を行った。
会議は、王郁琦・主任委員が張志軍・主任と握手を交わした後、正式に始まった。王郁琦・主任委員は、あいさつの中で、2008年以降、両岸双方は、意見の不一致を棚上げし、共にウインウインの局面を切り開く原則に基づいて両岸関係を進めているため、過去6年、両岸関係が大きな進展を見せていると喜んだ。
王・主任委員によると、今年2月、張・主任と対面した際、中国大陸側に対して、実務的な態度で台湾海峡両岸が65年間の分割統治を経ている事実に向き合うよう呼びかけると共に、客観的な態度で意見の不一致を正視し、実務的な態度で現在の両岸関係に臨むよう希望する旨を表明したという。
王・主任委員は、中国大陸側は、張・主任の今回の訪問を機会に、台湾の人々の声と民意の主流に耳を傾けるよう期待した。王・主任委員は、「中国大陸側が台湾の民主的な憲政体制、および政治環境に対する理解を深めることを希望している。特に台湾社会の脈動における住民意識と住民運動の発展、および活路を見出すために、対外貿易を拡大しようとする台湾の人々の期待に対する認識を深めてほしい。」と述べた。
王・主任委員は、中国大陸の国務院台湾事務弁公室の主任の台湾訪問は、張志軍・主任が初めてで、今回の訪問は非常に重要な意義があると指摘、張・主任は直接対話を通じて、台湾社会の多元化と活力を体験するよう呼びかけると共に、台湾の人々の選択を尊重するよう促している。
王・主任委員は、張・主任は、台湾の人々のライフスタールと、台湾を大切にする価値観を次第に認識すると信じている。このため、張・主任は今回の訪問を機会に台湾の人々の声に耳を傾け、台湾の人々の生活を自らの目で確認するよう希望すると共に、台湾の人々の選択を尊重するよう期待を表明した。
一方、張志軍・主任は、あいさつの中で、1949年以降、両岸は一時期対立していたと指摘、このような不安定で緊張する局面は、2008年になってようやく変わった。双方は、「92年コンセンサス」を堅持する基礎の下、両岸関係の平和的な発展のために画期的な一ページを切り開いたと述べた。
張・主任は、「両岸の同胞、特に社会の底辺にいる人々、および若い世代と意思疎通、交流を強化したい。相互理解、相互信頼関係の増進により、心のふれあいを促し、発展の力を強めたい。」としている。