原住民族委員会が、原住民族の言葉にこれまでなかった単語を整えている。日常生活における新たな物事とよく使われる言葉はしばしば原住民族の言語に無い場合がある。原住民族委員会によれば、このことは原住民族の言葉が消失の危機に直面している原因の一つにもなっていた。
このため原住民族委員会では教育部と協力して2015年から共同で原住民族の言葉の新たな単語を整備してきた。3年間の作業の末、政府の認める台湾の原住民族16種族の言葉で、それぞれ240、合計3840個の単語を開発した。
原住民族委員会のIcyang‧Parod主任委員は、「それぞれの種族の専門家、100人あまりと原住民族言語発展センターが125の集落を回り、フィールドワークを行った。ようやく一定の成果がまとまった。16種族にそれぞれ240の単語を整理、合わせて3840個の新たな単語を作った。これらはみな原住民族の人たちが現代の生活の中で使うことになる単語だ」と話した。
今回発表された言葉は三つに大きく分類されており、生活用語類は、「歩道」、「横断歩道」、「クレジットカード」、「コンビニエンスストア」など。社会文化類は、「総統府」、「母の日」、「戸籍謄本」など。そして医療用語類は、「アレルギー」、「がん」、「インフルエンザ」など。Icyang‧Parod主任委員は31日の記者会見で、自ら、アミ族の言葉で、「現金自動預け払い機」、「ナイトマーケット」、「車椅子」など新たに生み出された単語を読み上げて見せた。
原住民族委員会では、原住民族の言葉の現代化へのマイルストーンだとして、今後も教育部との協力を継続し、世界母語デーに合わせて毎年90個の新たな単語を発表していく方針。