台湾の液晶パネル大手メーカーの友達光電(AU Optronics)は、アップルからの調達が停止されることになった。
アメリカのアップルは28日、同社に部品などを供給するサプライヤー200社を発表したが、この中に友達光電は含まれていなかった。
市場調査会社のWitsView(ウィッツビュー)は、「友達光電のアップルへの供給がストップすれば、台湾の液晶パネルメーカーは、完全にアップルのサプライチェーンから外れることになる」と指摘した。
一方で、中国大陸の液晶パネルメーカーである京東方(BOEテクノロジー)は、すでにアップルのサプライヤーとなっている。これまでは、友達光電と共に、低価格機種である13.3インチのノートパソコン「Macbook air」向けの液晶パネルを供給していたが、将来、友達光電からの供給がなくなることで、京東方からの供給が増えると予測されている。
なお、高価格機種のノートパソコン向けの液晶パネルは、韓国のLGディスプレイとサムスンが供給している。このため、友達光電からの供給がなくなれば、アップルに液晶パネルを供給する台湾メーカーはなくなる。
WitsView(ウィッツビュー)によりますと、アップル向けのタッチパネルの供給は、台湾メーカーとしては宸鴻光電(TPK)、業成(GIS)が行っているが、液晶パネルについては友達光電が供給しているだけだった。しかし、Macbook air向けの液晶パネルは量が少なく、昨年下半期にはすでに調達がなかった。
なお、鴻海精密工業(HON HAI PRECISION)傘下の群創光電(Innolux)は、台湾南部の高雄市にある低温ポリ・シリコン(LTPS)パネル工場で生産するタッチパネルを、アップルのスマートフォンiPhone向けに供給することを希望しており、今後、他社との調達獲得競争が繰り広げられることになりそうだ。