かつて日本漫画家協会賞を受賞した台湾の著名な漫画家、鄭問さん(本名・鄭進文さん)が26日、心筋梗塞で亡くなった。58歳だった。
鄭さんは、デザイン業界に勤務したあと、自らインテリアデザインの事務所を構え、1984年、漫画の処女作、『戦士黒豹』を週刊誌で発表し、漫画家としてデビューした。
1989年に漫画雑誌に、作家の馬利・氏との合作『阿鼻剣』の連載を始めると、日本の講談社からオファーを受け、1990年3月から同社の週刊モーニングで『東周英雄伝』を連載、1991年には日本漫画家協会賞の優秀賞を受賞、外国人として初の受賞者となった。
また、コンピューターゲームのキャラクターデザインも有名で、日本のゲーム機、プレイステーション2でソフト化されたシミュレーションゲーム、『鄭問之三国志』はゲームファンの人気を集めた。
鄭さんの才能は台湾のみならず、日本でも高く評価されており、日本の朝日新聞は「天才、鬼才、異才」と評したほか、日本の漫画界からも「アジアの至宝」と讃えられた。