在来線・台湾鉄道(台鉄)が一部の駅で、インドネシア語、ベトナム語によるサービスを始める。主に東南アジアから台湾にやってきた出稼ぎ労働者に、よりよい環境を提供することが目的で、西部幹線の主要駅9駅で、インドネシア語、ベトナム語による案内サービスを行うことにした。
旅客の問い合わせへの対応や案内、友人や迷子を捜すための構内放送などのサービスが行われるのは、北部の台北駅、板橋駅、桃園駅、中壢駅、中部の台中駅、彰化駅、南部の台南駅、高雄駅及び屏東駅の9駅で、「新住民」と呼ばれる、台湾で暮らす東南アジア出身のボランティアを雇い、週末、東南アジア出身の労働者の人たちが多く利用する時間帯に行われる。
台湾鉄道の何献霖・副局長は28日、「台湾鉄道では、カンボジア出身の林麗嬋・立法委員の働きかけに応える形で今年1月に18人の新住民のボランティアを集め、2月から訓練して現場に出している。反響は大きい」と述べた。
何・副局長は、「新住民の人たちの能力はとても高い。台湾最大の方言の台湾語、標準中国語に加え、英語、そしてベトナム語あるいはインドネシア語が話せる。皆、4つ以上の言葉が話せて、簡単ではないことだ。彼らは東南アジアからの労働者に対応しているだけでなく、台湾のお年寄りたちにもとても親切だ」と賞賛した。
台湾鉄道ではまた、年々増加している東南アジアからの旅行者の為に、北部の樹林駅及び新竹駅で、インドネシア語とベトナム語による、駅到着案内のテスト放送を始めるという。
統計によると、「新住民」と呼ばれる、台湾の人と結婚して台湾に移り住んでいる東南アジア出身者はおよそ63万人で、子女と合わせるとおよそ70万人近くとなっている。出身国はフィリピン、インドネシア、ベトナム、タイなどが多いことから、台湾鉄道では今後、タイ語のサービスを行うスタッフを設けることも検討しているという。