呂秀蓮・元副総統が、蔡英文・総統に対して旅行の自由を重視するよう求めた。呂秀蓮・元副総統はこのほどタイを訪問しようとしたところ、タイの入国管理当局より入国ビザが発給されなかった。
呂・元副総統は27日、これについて、これまでにもこうしたことは多かったが、理屈で説得して最終的にはビザを得てきたと説明、「中国大陸側の圧力」を理由にする外交部の努力不足だと政府を批判した。
呂・元副総統は、「国家の尊厳という立場から言えば、この機会に蔡英文・総統に言っておきたい。『新南向政策』を政府は大いに宣伝しているが、財界の希望は、すくなくとも国民が自由に旅行できる基本的な人権だろう。外交部に最重要な外交の指標としてその権利獲得を命じるべきだ」と述べ、自由な旅行の権利さえ奪われるなら、「新南向政策」の目的など示せないとの見方を示した。
「新南向政策」とは、政府が東南アジア、南アジア、ニュージーランド、オーストラリアなど18カ国との幅広い関係強化を目指す政策。