国立故宮博物院が、日本での名称表記修正は文化外交の勝利と強調した。国立故宮博物院の日本における展示会では、日本側の一部宣伝物で、「国立」の二文字が抜けていたことが問題となり、故宮博物院の要求の下、日本側では夜を徹して、ポスターの差し替えや張り替えを行った。予定されていた、馬英九・総統の夫人、周美青・女史の開幕レセプション出席こそ中止されたが、展示会は24日、予定通り開幕した。
国立故宮博物院は24日午前、ニュースリリースを発表、今回の騒動で日本側に国立故宮博物院の正式な名称を記載するよう求めたことには、台湾のすべての人々のみならず、日本の人たちからも支持する声が上がったと説明、文化と外交の上で、歴史に残る出来事になったと指摘した。国立故宮博物院では、名称の訂正を勝ち取ったことはアジアにおいて中華民国台湾の正当な呼び方を求める上で、初めて成功したケースだとしている。
そして故宮博物院は、日本の東京国立博物館がことの重大さに気づいてから問題解決に取り組んだ誠意について、東京国立博物館が双方が定めた目標に向けて改善に努め、銭谷真美館長が台湾の人たちに謝ったことは、台湾の人たちの日本に対する信頼と好感を回復するのに一定の効果があったと評価した。また、故宮博物院の馮明珠・院長は、銭谷館長が東京国立博物館の信用を守り、故宮博物院との長期的な協力関係と友情を成就させたことに感謝した。
日本の関係者は、『神品至宝』展の参観者は延べ300万人を超え、レオナルド・ダ。ビンチの『モナリザ』が日本で公開されたときの二倍の人を引き付けると予想。日本のメディアも大々的に報道、朝日新聞のウェブサイトでは、初日の朝、東京国立博物館には約1500人が並んだと報じた。また、NHKでは28日と29日、『NHKスペシャル』で二日間にわたって国立故宮博物院を紹介する。番組は、日本の人気俳優、谷原章介さんと、台湾の女優、チェリー・シア(夏如芝)が司会を務める。
なお、宣伝物から「国立」の二文字が抜けていたことで、最悪の場合、展示会中止の可能性もあったことについて、これまで日本のメディアはほとんど報じていなかったが、朝日新聞と産経新聞は23日、銭谷館長の謝罪や東京国立博物館のポスター差し替えなどを説明して伝えた。外交部の高安・スポークスマンは24日、今後も日本のメディアに対して、国立故宮博物院の正式名称を使用するよう求めていくと話した。