中国大陸からの学生を受け入れるため、台湾の大学の3割が、いわゆる「1つの中国」に関する承諾書に調印していたことが分かった。
教育部の潘文忠・部長は8日、立法院での答弁で、この調査結果を明らかにした。
この問題は、台北市にある世新大学終身教育学部が昨年12月、いわゆる「1つの中国」に関する承諾書に調印し、11人の中国大陸の学生を受け入れていたことが明るみに出たことをきっかけとして、論議が起きていたもの。
世新大学が調印した承諾書の内容は、「カリキュラムの内容がいかなる政治的にデリケートな活動にも関わらない」というもので、「一つの中国、一つの台湾」、「二つの中国」、「台湾独立」などの活動に従事しないことを保証するというものだった。このため、「1つの中国」に関する承諾書と呼ばれるようになっている。
その後、多くの大学でも同様の承諾書に調印が行われていたことが分かり、教育部が実態調査を行っていた。
これに対して、台湾全土の大学が参加している団体は、この承諾書は、台湾にやってきた学生が参加する授業や活動の内容が、政治的なテーマに触れないことを、大学内部で説明し、確認したものにすぎず、決して「1つの中国」に関する承諾書ではないと表明している。