「離島の中の離島」と呼ばれる金門県烏坵(キュウ)郷の灯台が7月、63年ぶりに再点灯される見込みとなった。
離島・金門島から東北方向に72カイリの場所にある烏坵郷の灯台は、清朝の時代の1874年、イギリス人によって設計、建造された。1871年に金門県の東碇島に、1872年に馬祖、連江県莒光郷、東莒島に建造されたものに続く、3つ目の灯台で、その構造、様式は良く似ている。中国大陸の福州とアモイの間を行き来する船を先導する目的で建造されたが、台湾海峡両岸の対立により1954年、消灯された。
交通部航港局では、2013年に、財務部関務署から灯台管轄の業務を引き継ぎ、国防部と交渉していたが、昨年7月、ようやく航港局の管理のもとで再び点灯することに合意した。航港局では修復作業を終えた後、今年7月にも再点灯の予定となっている。
航港局の李雲萬・副局長によると、烏坵郷の灯台は再点灯されたのち、AIS(船舶自動識別装置)を装備、船舶が航行する際に、良好なナビゲーションができる施設となるという。なお、行政院では「全国灯台修復再建及び発展計画」を策定しており、今年から2020年までに、台湾の全ての灯台の修復を行う予定となっている。そして、その際、現在、金門県の県指定の旧跡である烏坵郷灯台は、国定旧跡に指定される可能性があるという。