228事件を記念する政府中央の式典が2月28日に台北市の228公園で開催されたが、この式典で日本の中央大学の酒井正三郎・学長が、学生たちが折った千羽鶴を捧げ、事件の犠牲者に哀悼の意を示した。
酒井学長によると、第二次世界大戦以前、中央大学には台湾からやってきた学生が大変多く学んでおり、卒業後には台湾に戻り、様々な分野で活躍していたが、228事件の際に多くの卒業生が事件に巻き込まれ、事件の中で殺害された人もいたということだ。
228事件では、日本で学んだ台湾の学生の中で、100人以上が犠牲になっており、その中には東京大学、京都大学、早稲田大学、慶応大学、日本大学などの卒業生が含まれていたが、そのうち中央大学は10人が殺害されており、犠牲者が最も多かったということだ。
酒井学長は今回、同大学付属高校の生徒全員が折った千羽鶴と生徒が書いた手紙を携えて台湾を訪れ、犠牲者に捧げた。酒井学長は、生徒たちは卒業生が歴史の渦の中に巻き込まれたことを残念に思っているが、台湾に戻った先輩たちの当時の活躍ぶりとその精神を学び、平和と民主の社会を作るため努力したいと考えている、と語った。