中央気象局が、大屯山のマグマだまりは活火山の証拠にはならないとしている。台湾北部にある大屯火山群は、これまで休火山とみられていた。しかし、最近、ある学者が研究結果をもとに、台湾北部・新北市の金山区、万里区の地底約20キロの位置にマグマだまりがあり、大屯火山群は活火山であるとの見方を示した。さらに、最大野党・国民党の立法委員は21日、林全・行政院長への質疑の中で、この問題に言及、火山が噴火した場合、付近にある第一原子力発電所と第二原子力発電所に影響するのではと指摘した。
林全・行政院長はこれに対し、さらなる研究、理解が必要だと答え、経済部の李世光・部長もこれを補足する形で、「これは新たな研究資料だ。中央研究院の報告では20キロより下だ。我々は中央地質調査所により踏み込んだ確認を求めている。過去の資料は不明確だ。新たな資料なので確認してから再度報告する」と述べた。
一方、中央気象局の辛在勤・局長は21日、メディアに対し、この研究は大屯山の地底にマグマだまりがあることを証明しただけで、マグマが次第に冷却していくのか、地上に向けて移動してくるのか説明されていないので、大屯山を活火山と判断することはできないと述べた。
辛・局長はそして、マグマは地底5キロから10キロにきて初めて脅威をもつと指摘、中央気象局地震観測センターでは、引き続き大屯山火山群の状況を監視しており、マグマが地表に近づいている形跡はないので、過度に恐れる必要はないと説明した。