林全・行政院長が、鳥インフルエンザへの対抗を「戦争」とみなして取り組むよう求めた。台湾ではこのところ各地でH5N6型の鳥インフルエンザが見つかっている。行政院の林全・院長は16日の閣議で、高い病原性を持つH5N6亜型ウイルスが初めて確認されたのであり、人に伝染する可能性もあると説明、感染対策を「戦争」とみなし、感染防止措置はすべてその行政手続きを簡素化して最短時間で執行に移すよう求めた。
また、一部の養鶏業者などが家禽類の死骸を任意に捨てたり、個人で処理したりすることに対しては、警察や環境保護担当部署、地方自治体が全力で調査し、取り締ることで感染防止の抜け穴ができるのを防ぐよう要請した。さらに、2015年に鳥インフルエンザが流行した際に明らかになった、養鶏場での安全防護不足、不正確な健康証明、輸送や飼料の運搬車両の消毒不足などの問題についても行政院農業委員会と各地方の感染防止部署が現行の方法を点検し、再び感染防止の網に綻びができるのを防ぐよう求めた。
また、林全・行政院長は閣議の中で、先週、高速道路で起きた遊覧バス横転事故の犠牲者、33人に対して閣僚全員で黙祷を捧げた。そして、近年、台湾の観光旅行で起きたいくつかの事故は台湾の観光イメージを傷つけたとして、交通部に対し、低価格で参加者を募っている日帰りツアー商品の全面的な検査を求めた。さらには、今回の事故は観光バスに対する安全管理制度の全面的な見直しが必要なことを示していると述べ、政府が改善要求をしたにもかかわらず、改善していない業者は即刻営業停止にするなどの厳しい態度で対応していく考えを示した。