WHO世界保健機関の年次総会(WHA)出席に向けて、外交部が各方の支持取り付けに努めている。WHAは5月22日から31日までスイスのジュネーブで開催される。中華民国台湾は例年通りのオブザーバー参加を目指しているが、中国大陸との関係が悪化したことでそれが危ぶまれている。
外交部国際組織司の徐佩勇・司長は16日の定例記者会見で、WHA参与の進度について、すでにWHOには出席を希望する立場を伝えてある他、友好国や理念の近い国々など各方の支持取り付けに努めていると説明した。
徐・司長は、「すでにWHOに対し、慣例に基づいて9度目の招待を受けられるよう希望する立場を伝えている。我々は引き続きWHOと連絡をとり、WHOが速やかに招待状を我が方に送るよう希望している」と話した。通常、WHAのオブザーバーへの招待状の発送は3月中旬に始まるという。
また、日本の文科省が学習指導要領の中で、釣魚台列島(日本名:尖閣諸島)を「日本の領土」と明記したことに対し、外交部の王珮玲・報道官は16日、釣魚台列島は中華民国固有の領土で、その周辺海域は台湾の漁業者にとっての伝統的な漁場だと説明、この立場に変わりはないと強調した。王・報道官は、台北駐日経済文化代表処を通じて、すでに日本側に中華民国の立場を伝えていると説明した。駐日代表処では15日、これについて厳重抗議したと明らかにしていた。