文化部と交通部が協力し、台北機廠を鉄道博物館とするための取り組みがスタートする。国の古跡に指定されている台北市の台北機廠は、1930年代に建設された台湾初の近代的な鉄道修理工場で、総面積は約17ヘクタール。長期に渡り鉄道車両の整備、組み立て、メンテナンス、修理などの作業が行われ、台湾に現存する最大規模かつ最も長い歴史をもつ鉄道車両整備工場で、当時の職員の機器操作、鋳造、鍛冶、車両整備の技術は無形文化資産としての価値があるとされている。
行政院は昨年末に、台北機廠を国家鉄道博物館パークとする計画をまとめており、文化部と交通部は14日午前、「台北機廠鉄道博物館協力覚書」を交わし、再生に向けての様々な取り組みを先行してスタートさせることになった。
交通部の范植谷・次長は、台北機廠には多元的な鉄道文化資産があり、金型だけでも3万件あると紹介、文化部の専門的な能力が加わることで、台北機廠の文物保存と再利用の取り組みがより有意義になると期待した。
一方、文化部の鄭麗君・部長は、台北機廠は台湾の鉄道のふるさとで、台北機廠が担ってきた鉄道の歴史は台湾の工業化と現代化の歴史でもあるとして、交通部と文化部との協力に期待した。
鄭麗君・部長は「台北機廠の保存、再生、再利用を通じ、国家レベル、世界レベルの鉄道博物館を作り上げ、鉄道文化と台湾の工業化、現代化の全ての過程を示せるよう期待する。また、ここを我々の生活の記憶も紹介する場としていきたい」と述べた。