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「国立」漏れが波紋、故宮『神品至宝展』中止も

  • 20 June, 2014
  • Editor
「国立」漏れが波紋、故宮『神品至宝展』中止も
「国立」無ければ展示会中止も

国立故宮博物院の日本における展示会が急遽中止になる可能性が出ている。故宮博物院の収蔵品の日本での展示会、『神品至宝展』は来週24日に、東京国立博物館で開幕、10月からは九州国立博物館でも開催されることになっている。国立故宮博物院の海外での展示会はアジア初で注目されているが、日本でのポスターなど一部の宣伝物から、国立故宮博物院の「国立」という二文字が抜けていることが明らかになり、総統府が20日、修正されない場合は展示会の中止も辞さないとの姿勢を明らかにした。

総統府の馬瑋国・スポークスマンは20日正午、「馬英九・総統はこの件を重く見ており、行政院に対し、故宮博物院と外交部が日本側と交渉し、直ちに全面的な修正を行うよう求めることを指示した。また、外交部は日本側に対して、中華民国の厳正な立場を伝える。前向きな対応が得られない場合、展示会は取り消し、馬・総統の夫人、周美青・女史も日本での開幕レセプションに参加しない」と述べた。

馬・スポークスマンによると、馬・総統は、国立故宮博物院は公式な名称で、これまでアメリカ、フランス、ドイツ、オーストリアなどで展示会を開いた際にも常に正式名称が使われてきたとし、日本側がそれを用いないのは断固受け入れられないと述べたという。馬・総統は、故宮博物院の収蔵品が日本で公開されることは初めてで、両国の文化交流にとって大きな出来事であることから中華民国ではこれを大変重視しており、両国の人々の期待も大きいとしながらも、「国家の尊厳は文化交流に優先される」と強調したという。

国立故宮博物院では20日午後、記者会見を開き、日本側からの回答がまだないことから、日本時間の午後2時に予定されていた代表的な展示品、「翠玉白菜」が収納されたケースを開封する記者会見を中止したと明らかにした。また、会場での展示準備の作業も、故宮博物院の要求する期限内で、日本側が、故宮博物院が受け入れられる対応をするまで一時中断。

故宮博物院の金士先・スポークスマンは、中華民国の立場ははっきりしており、東京国立博物館とその協力メディアが書面で、日本時間の21日深夜12時までに「国立」の二文字の無いポスターをすべて貼り換えることを約束すること、そしてその他、ただちに貼り換えることが不可能な部分については、日本時間の28日深夜12時までに完了することを求めるとしている。

なお、故宮博物院は、この要求に交渉の余地はなく、日本側が応じられなければ展示会はすべて取り消すと強調していると伝えられている。

この問題では、日本の東京国立博物館が貼りだしているポスターなどには「国立」の二文字が入っているが、協力メディアなどが作成した宣伝物では、「台北故宮博物院」として、「国立」の二文字が抜けているものがあることが明らかになっている。

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